5.バスピンにも依存性はある?

依存
「一度飲んだらやめられなくなるかも」
「バスピンの服用をやめたら、また眠れなくなったり不安になったりしそうで怖い」
など、気になっている人は多いでしょう。

バスピンは睡眠薬の中でも非ベンゾジアゼピン系に分類され、ふらつきや依存性などの副作用が出にくい比較的安全な薬です。

しかし依存性の発症はゼロではありません。
服用方法を正しく使用できず、過剰摂取したり急にやめたりすると依存症状や離脱症状が起こる可能性もあります。

今回は、バスピンの重篤な副作用や依存性について紹介します。

バスピンを飲んだら依存する?

冒頭でも書いた通り、バスピンは副作用が少ない安全な薬と言われています。
効き目がマイルドであり、依存性も少ないと言われているのです。

しかし絶対に依存しないとは言い切れません。
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬と比較した場合、依存が形成されにくいということです。
定められた薬の量よりも多く摂取してしまうと、依存性や副作用が出やすくなってしまうのです。
用法・用量をしっかり守って、依存や副作用を極力抑えましょう。

依存には、3つの種類があります。

【依存の種類】
・身体的依存
・精神依存
・耐性

身体的依存は、薬の成分が体にある状態が当たり前になってしまうことです。
・薬の服用を急にやめる
・服用量を急に減らす
など体から薬の成分がいきなりなくなると、体が異常と判断してしまいます。
バランスが崩れてしまい病気の症状がひどくなったり、薬を求めてしまったりと依存を引き起こしてしまうのです。

精神依存は、薬が必要ないにも関わらずやめられない状態をさします。
薬を飲まなくなると、また眠れなくなるのでは?と考えてしまうのです。

耐性とは、薬の作用に体が慣れてしまった状態。
効果を感じづらくなり、薬を過剰摂取してしまう場合もあります。

バスピンの依存性はほとんどないと言われていますが、ゼロではないので服用量に注意が必要なのです。

依存を予防する方法

「抗うつや不眠障害の治療薬としてバスピンを飲みたいけど依存が怖い」
というあなた。

依存をしないための4つのポイントをお教えします。
次の4つのポイントを守れば、バスピンに依存することなく治療を終えることができるでしょう。

【依存しないための4つのポイント】
1.勝手に服用量を増やさない・乱用しない
2.決められた用法・容量を絶対守る
3.効果が出たら減薬を始める
4.お酒と一緒に飲まない

薬の服用量は、安全の範囲内に留められています。
決められた量以上に薬を飲んでしまうと、耐性ができてしまい薬の量が日に日に増えてしまうでしょう。
自ら依存しやすくしているのと同じです。
決められた量以上は服用しないでください。

バスピンの耐性

耐性
依存性と同じく耐性もできにくいと言われています。
非ベンゾジアゼピン系の仲間であるルネスタを1年間、マイスリーを8ヵ月連続使用しても耐性は認められなかったとの報告もあります。

しかし量をどんどん増やしてしまったり、長期間の使用したりすると耐性がつき依存しやすくなってしまうのです。

耐性は、薬の服用量を守っていれば現れにくい症状です。
用法・用量は正しく守り、医師のいう通りに服用してください。

バスピンの離脱症状

睡眠障害や不安障害の症状がよくなったとしても、急に服用をやめてしまったり減薬しすぎたりすると離脱症状が起こってしまいます。
これは他の抗不安薬や睡眠薬にも言えることです。

【バスピンの離脱症状】
・不眠、不安、体の震え、筋肉痛、頭痛、不快感、食欲不振、吐き気など

自律神経の活動が活発になることで、心拍数・呼吸数・血圧・発汗量・体温が上昇することがあります。
正しい減薬をしないと、けいれんの発作が起こることも。
また症状が重度になると、幻覚・幻聴・錯覚などが起こることもあります。

バスピンの服用が長ければ長いほど、服用量が多ければ多いほど離脱症状が起きやすくなってしまいます。

離脱症状を防ぐためには、医師と相談しゆっくり自分のペースで減薬することをお勧めします。

今回はバスピンの依存性や重篤な副作用を紹介しました。
紹介した症状以外にも、味覚障害や性格の変化なども報告されています。
重篤な副作用や依存をしないためにも、正しく服用することが一番です。

睡眠障害で悩んでいる人は、眠れない夜をずっと過ごしてきて精神的にも肉体的にも限界がきています。
薬を服用すると、すっと眠れるようになるので精神的に依存しやすいと言われています。

不安障害で悩んでいる人も薬を飲むと、精神状態が安定します。
そのため依存や薬の量を増やしてしまうこともありますよね。

しかし、睡眠薬や抗不安剤は根本的な治療にはなりません。
あくまでも一時的に症状を軽くする薬であり、薬が切れると症状がまた現れてしまうのです。

薬の服用量を守ることで、自分の体を守ることにも繋がります。
睡眠薬や抗不安薬を服用する際は、そのことを肝に銘じてください。

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