「寝つきが悪くて、ぐっすり眠れない」
「家族が間に入らないと人と会話できない」
など日本人の5人に1人は睡眠障害や不安障害を抱えています。
ストレスで溢れている現代社会に、心の病気になる人は多いのです。
このサイトは睡眠障害や不安障害に悩んでいる人の役に立ちたく、元医療従事者が開設しました。
第1回目は、睡眠障害と不眠障害に有効な治療薬・バスパーのジェネリック・バスピンについて紹介します。
バスピンは日本では承認されていない薬ですが、個人輸入で購入できます。
コロナ禍の今、病院に行かなくても治療薬が購入できるのは嬉しいですよね。
不安障害を抱えている人は、病院に行くのも大変でしょう。
本来なら、医薬品の個人輸入を勧めたくありません。
しかしなかなか病院に行けない人にとっては、治療を続けられる命綱のようなものなのです。
バスピンの効果
・不安障害、うつ病、睡眠障害
バスピンは、不安障害やうつ病、これらと併用しやすい睡眠障害に有効な治療薬です。
先発薬であるバスパーは非ベンゾジアゼピン系に分類されており、ベンゾジアゼピン系の薬よりも依存性・離脱症状・筋弛緩作用・副作用が軽減されています。
幸せホルモンと言われるセロトニンをご存知ですか?
セロトニンは神経伝達物質の1つ。
ノルアドレナリンやドーパミンによる脳の興奮を抑え、気分を安定させる作用があります。
しかし、セロトニンが過剰に作用してしまうとバランスが崩れて不安や緊張を感じやすくなってしまいます。
すると精神状態が安定せず、不安障害・うつ病・睡眠障害が生じてしまうのです。
バスピンはセロトニンの働きを抑制し、神経伝達物質のバランスを整えます。
脳の過剰興奮や不安が和らぐことでリラックス作用が生まれ、睡眠障害や不安障害などの症状を緩和してくれるのです。
バスピンの飲み方
バスピンは、治療したい症状によって服用方法が異なります。
・睡眠薬として使用する場合
1日1回、就寝前に5〜15mgを服用
・抗不安薬として使用する場合
1日2〜3回、5〜15mgを服用する
服用量が5〜15mgと曖昧ですが、症状や年齢によって服用量が異なるからです。
医師の診断のもと、服用量を決めてもらうことが最善でしょう。
1日の最大摂取量は60mgまでと決められています。
決められた服用量をしっかり守り、次の服用までは7時間以上空けてください。
晩酌の習慣がある人は注意が必要です。
アルコールとバスピンを一緒に併用してしまうと、副作用が増強してしまうことがあります。
大変危険なので、併用は避けてください。
バスピンを飲んだ後は、車の運転をしないでください
バスピンの服用後は、眠気や集中力の低下が起こりやすくなっています。
車の運転を行うと危険を伴うため、服用後は運転をしないでください。
高いところでの作業や機械の操作も危険です。
機械操作や車の運転をする予定がある場合は、バスピンを服用せずに予定が終わった後に飲みましょう。
バスピンの副作用
バスピンは副作用が出にくい薬と言われています。
しかし、よく起こる副作用や重篤な副作用も報告されているため、注意が必要です。
・頭痛、眠気、立ちくらみ、倦怠感、下痢など
いずれも薬の効果が作用している時間に出やすい一過性のものです。
しかし体に異変を感じた際は、服用をやめてすぐに医療機関を受診してください。
バスピンの併用禁忌・注意
・パーキンソン病の治療薬
・抗うつ薬
・睡眠薬などと併用すると重篤な副作用が起こる危険があります。
投薬中の場合は、バスピンを服用する前に医師に相談してください。
・有効成分に対してアレルギーの既往歴がある
・妊娠中または授乳中の女性
・重度の腎障害または肝障害がある
いかがでしたか?
睡眠障害や不安障害に有効なバスピンは、日本では承認されていません。
購入を検討される場合は、海外の通販サイトを使用しましょう。
ただし注意して欲しいことは、海外製医薬品の個人輸入は自己責任なのです。
病院や薬局で販売されている医薬品を正しく使用しても副作用が出た場合、医薬品副作用救済制度があります。
入院費や治療費、死亡したときの給付金などを保証してくれる制度。
海外から個人輸入した医薬品を使用して、副作用が出た場合はこの制度は適応されません。個人輸入を行う際は、しっかり調べた上で行なってください。
いい面もあれば悪い面もあるんです。
バスピン以外のお薬も使用する際は、用法・用量を正しく守りましょう。
睡眠障害や不安障害で悩んでいる人が一人でも多く減ってくれる世の中になるよう祈っています。